コロナ禍でテレワークが推奨されていますが、実際やってみると「家は子供がいるので仕事に集中できない」「家に閉じこもって”うつ”になりそう」「運動不足で健康に悪い」などの問題点が・・・。そこでマイカーを仕事部屋にする「車内テレワーク」がお勧めです!マイカーでテレワーク可能になると、子どもに邪魔されないので仕事に集中出来るし、家から一旦出るので気分転換にもなるんです。
この記事では、私が車内テレワークするためにどんな準備をしたのか具体的にご紹介します。車内テレワーク可能になると、例えば、阿蘇くじゅうへ出かけて雄大な絶景を楽しみながらの作業だって可能。モチベーションアップ、健康増進間違いなしです!
目次
私がマイカー車内テレワークで準備したこと!
マイカーと日頃お使いのノートPC・Wi-Fiがあれば、これからご紹介する最小の機材を加えるだけで、すぐに車内テレワークが可能になります。仕事に集中出来る自分専用オフィスが手に入りますよ♪
最低必要なのはポータブル電源と作業テーブル!
車内テレワークに最低不可欠な機材は、ポータブル電源と作業テーブルです。
仕事となると8時間前後の作業をするわけですから、途中で充電が切れても困るし、変な姿勢だとカラダに悪く能率が落ちるので、この2つはマストだと思います。
このうち、電源は、Jackery社のポータブル電源を購入したのですが、これが大正解でした!一方、作業テーブルは後部座席で使用できるものを、車に合わせて用意しました。それでは、詳しくご紹介します。
ポータブル電源とは?
ポータブル電源とは、バッテリーを内蔵し、あらかじめ充電しておくことで、AC100V出力・USB5V出力・DC12V出力が可能な機材のことです。
車内テレワークするなら、最初からポータブル電源を用意するのがいいと思います。その理由は、しっかり作られた信頼性の高いポータブル電源には、AC100V出力・USB5V出力が内蔵されているからです。しかも、充電容量を正しく選べばエンジンを止めていても、丸一日、ポータブル電源からの供給で賄うことが可能で、仕事が途切れる心配がありません。
AC100V出力を一時的に得ればいいのなら、DC-ACインバーターというものが安く入手可能です。同じように、USB5V出力についても、最近カー用品でよくみかけるUSBシガーソケットが安く入手可能です。しかしながら、これらのグッズは車のエンジンを止めると供給もストップしてしまいますので、仕事をする間、ずっとエンジンかけっぱなしにならざるを得ません。
そうした理由から、最初にポータブル電源を用意するのがいいと思います。
ポータブル電源を選ぶポイント1「充電容量」
充電容量とは、電気をどれだけ溜めておけるかという値のことで、Wh(ワットアワー)という単位で考えるのがお勧めです。
Whとは、1W(ワット)の器具を1時間つけっぱなしにしたときの電気量のことで、ご家庭の電気料金の計算に使われている馴染み深い単位。
ところが、モバイルバッテリーの業界で流行っている表記が実はとても分かりにくいものになっているんです。例えば、繰り返し回数が長持ちすると評判のeneloopの場合は・・・。
単3電池のパッケージには「電池容量 2,500mAh(ミリ・アンペア・アワー)」と書いてあるんですが、「2,500」という数字が目に飛び込んでくると、何だかすごい容量のような気がします。けれど1000倍してミリを使わずに表すと「2.5Ah(アンペア・アワー)」に過ぎません。更に、Ahは電流の量の単位なので、電池の電圧(1.2V)をかけてWhに直すと、
2.5Ah×1.2V=3Wh
比べるために、もう一つ、具体例をご覧ください。Sonyのデジカメで使われているバッテリーパックをみてみましょう。
このバッテリーには「1,240mAh 3.6V」と記載されています。「1,240mAh」だけを見ると、先ほどの「2,500mAh」よりも容量が少ない気がしてしまいますが・・・。
1240mAh×3.6V÷1000=4.464Wh
こちらの方が容量が大きいことが分かります(重さはeneloopとほぼ同じです)。
さて、私が使っているノートPCですが、バッテリーには「6800mAh 10.8V」と記載されています。ということは・・・。
6800mAh×10.8V÷1000=73.44Wh
日頃、このバッテリーだけを使ってノートPCを約5時間程度駆動できています。そこでWi-fi機器への供給も視野に入れ、3倍程度の240Whが妥当だと考えました。
私の場合、充電容量は240Wh程度が妥当!
ポータブル電源を選ぶポイント2「AC出力は正弦波」
家庭のコンセントの出力はAC100Vですが、正弦波と呼ばれる滑らかなカーブになっています。ポータブル電源店を選ぶポイントの2つ目は、AC100V正弦波出力ができることです。
同じAC100V出力とは言っても、ギザギザ波タイプ(装置が安く作れる)もあります。電球とかヒーターなどの電源なら差し支えないのですが、ノートPCなどの精密電子機器を使う場合は、不具合が起きる可能性があります。
仕事を確実にこなすには、AC100V正弦波出力できる装置を選びたいものです!
ポータブル電源を選ぶポイント3「同時出力可能」
マイカー車内テレワークに使うなら、AC100V・USB5V・DC12Vの同時出力が可能なタイプを選ぶべきでしょう。そのわけは、ノートPCとWi-Fi装置を同時に使って仕事をするような場面で、それぞれのバッテリー残量をいちいちチェックする手間が省けるからです。
「多様な出力ができます」と謳っているポータブル電源の中には、同時出力ができず、どれか一つを切替えて使うようになっているタイプもありますので注意が必要です。
Jackery社のポータブル電源を見つけた!
以上の3つのポイントを満たすポータブル電源の中から、今回は、Jackery社のポータブル電源240をAmazonで発見。
240Whの大容量、キャンプ、車中泊、アウトドアで家庭用電源が使えて便利です。キャンプから防災まで幅広く活躍。停電や災害時、交流電源が使用できない時での備えにも最適です。Jackery ポータブル電源 240は、最大電力200Wの機器が給電でき、多数の設備や端末に対応できます。 AC 100Vコンセントは、純正弦波を採用しており、家庭用100Vと同じような、滑らかな波形を作り出す交流電源で、パソコンや、スピーカーなどほとんどの精密機器が問題なく使えます。
Jackeryの公式サイトより引用
充電容量はその名の通り240Whです。AC100V正弦波出力となっています。同時出力可能かどうかは明記されていませんでしたが、口コミの中に「切替えが必要」などの書き込みが見当たらなかったのでよしとしました。
端子は全て前面に設置されています。写真の右上がDC12Vシガライター出力端子、右下がAC100V正弦波出力端子、中央下がUSB5V出力端子(2つ)。どの端子もすぐ左横にある押しボタンスイッチを押して起動します。充電用の入力は左下の12V入力端子から行います。充電用のACアダプターと車のシガライターから充電するケーブルが付属しています。
Jackery社のポータブル電源240をポチった!!
早速、Amazonでポチると、数日後に、ポータブル電源240が届きました。助手席の足元に置いてみるとこんな感じです。
足元にすっぽり入るコンパクトさ。しかも、ディスプレイ・コネクター・押しボタンなど全てが前面にあるので、足元に置いたまま操作出来て、使い勝手抜群です!
AC100V,DC12V,USB5Vの同時出力可能か?
公式サイトでは確認できなかった同時出力ですが、この写真で、緑色に光っているのが、各端子の起動スイッチです。三箇所とも緑に光っているのがお分かりですか?
このように、同時出力OKでした!
移動中に勝手にフル充電する有り難さ!
更に、左下のコネクター(充電用)のランプも光っているのがわかりますか?
エンジンをかけると、車のシガライターから給電され充電が始まるのですが、充電中も出力可能なんです!!
つまり、運手して移動する間に勝手に充電され、移動先でエンジンを止めて、そのまま、まるで自宅に居るときと同じようにノートPCを使えるから、実にいい買い物したなと思いましたo(^-^)
もう一つのマストアイテム「作業テーブル」
マイカーの車内でテレワークをするとなると、作業テーブルがとても重要です。悪い姿勢で作業を続けると、あちこちカラダが痛くなってきて、作業の能率が低下するし、カラダの健康にも悪いからです。
作業テーブルを自作してみた!
たまたま訪れたホームセンターに、棚板、折りたたみ式の棚板金具、金属ステーがあったので、それらをネジで組み立てたのが、写真のテーブルです。ドライバーがあれば組み立てOK!
また、助手席シートのヘッドレストにベルトで固定するようにしました。
ノートPCとマウスが置けるちょうどいい大きさ! 作業がすいすいはかどりますo(^-^)
市販品の車内テーブル
自作するよりも市販品を使ってみたいという場合は、探してみるといいでしょう。Amazonで調べてみると、車内テーブルはいろんなタイプの物が市販されています。
まとめ
ポータブル電源と作業テーブルを用意すればすぐに始められるマイカー車内リモートワーク。自分だけのプライベートオフィスになるから、仕事に集中出来て能率がアップするでしょう。
そればかりか、時には、車ごと絶景ポイントに出かけて行って、爽快な気分を味わいながらリモートワークすることも十分に可能です。何だか、ワクワクしてきませんか?
あなたも、是非、マイカーで絶景テレワークお試し下さい!
補足
車内は意外に暑くなる
車のボディーは直射日光を浴びると急激に表面温度が上がります。すると、車内の温度もぐんぐん上昇。エアコンをかけたとしても、過熱したルーフの輻射熱でジリジリと暑くなってしまいます。こうなると、車内リモートワークはつらいですね・・・。
遮熱シートで木陰効果
そこで、直射日光を完全にカットできる遮熱シートを被せると、車のボディでシートに隠れた部分に手を触れてもヒンヤリ冷たい状態を維持することが可能になり、ルーフからの輻射熱も感じなくなって快適に過ごせます。
詳しくは、『車中泊で周囲の人が注目!皆を唸らせた自作サンシェードとは?』をご参照下さい。
絶景ポイントへ出かける場合の感染防止対策!
絶景ポイントが自宅から離れたところにあるので、次の様な感染防止対策を心がけています。
少しでも体調がよくない場合は中止する
出かける前に検温し、平熱であることを確認しています。また、平熱であったとしても、カラダがだるい・頭痛・喉の痛み・味覚の異常などの不調があれば、出発を取りやめて自宅で安静にすることにしています。
手指消毒・マスク着用などの実施
消毒用のアルコール持参・マスク持参などの対策をとっています。詳細は、こちら↓↓↓
【コロナ時代の山歩き】感染拡大防止のためにとるべき5つの対策とは?
訪問先で洗面所は使わず水を持参!
次の記事は、2020年12月13日の沖縄タイムズに掲載されたニュースです。
このニュースによると、コールセンターでは業務中の感染防止対策をきとんととってきたそうですが、落とし穴だったのが、洗面所。複数のスタッフが洗面所で同時に歯磨きしていたとのこと。
クラスターと認定されたコールセンターでは、3~12日に20~40代の男性12人と女性3人の感染が判明。センター内では感染対策を取っていたが、歯磨きなどで洗面所を複数人の職員が利用していたとして、保健所が人の密集や換気などを指導したという。
沖縄タイムズ公式サイトより引用
この事例を教訓にして、車に水を積んでおき、外出先の洗面所を使わないようにしています。
マイカーで絶景テレワークすると”うつ”予防にいいかも
テレワークで自宅でずっと過ごすと、場合によっては、毎日が単調な生活になり、気分が滅入ったり、いわゆる”うつ”になったりすることが危惧されています。
そこで、マイカーでテレワーク!
環境を変えて「気分スッキリ!!!」。テレワーク”うつ”の予防にいいかもですo(^-^)
おはようございます。
たくさんの、情報で
お役に立てる記事ですね〜
組み立ても基本通りで
完璧!
素晴らしいですね!
私はくだらない日記しか
書けませんが、応援しています。
コメントありがとうございます。
マイカーで絶景テレワーク
やってみると
仕事が楽しくなりました♪
ご参考になれば嬉しいですo(^-^)