【車中泊・DIY】周囲の人が注目!皆を唸らせた自作サンシェードとは?

車中泊していると、日陰が欲しくなることがありませんか。車に直射日光が当たると、夜明けと共に車内が高温になるからです。そんなとき、太陽の光を遮って日陰にしてくれるサンシェードがあったら、どんなに快適でしょう?そこで、車中泊用のサンシェードを自作して使ったところ、周囲の人たちから注目されてしまいました!簡単に作れて効果絶大なサンシェードについてご紹介します。

目次

日陰が欲しい!~車の中はまるで温室~

真夏の炎天下で車を駐めると車内は、それこそ熱中症になるくらい温度が上がりますよね。エアコンをかけてもなかなか効かないほど。駐車中の車両に温度計をおいておくと、40℃は簡単に越えてしまいます。50℃越えも当たり前。運転席に戻ってきてハンドルに手を触れると、「あちちち」と叫びたくなることも良くあります。

夏に限らず、春や秋であっても、直射日光のもとでは車内の温度がぐんぐん上がってしまいます。

それが何故なのか、今更、言う必要もないかもしれませんが、

  • 視界確保のための窓が多くここから日が差す。
  • 屋根が鉄板(金属)で出来ているので過熱し、遠赤外線が出る。

この2点が原因と考えられます。

一方、日陰になるところに駐車した場合、気温36℃のような暑い日でも、車内温度は気温36℃を越えることはありません。

つまり、車の窓と屋根に直射日光が当たらないようにする!

これが、駐車中の車内で快適に過ごすための条件でしょう。

高原の駐車場は日陰が少ない!

やまなみハイウェイ長者原にある駐車場を例にお話しします。

この駐車場は、見晴らしのいい高原にあります。ここから見る景色は見事なものです。その代わり、朝7時を過ぎると日陰がなくなり、車に直射日光が降り注ぎます。

次の写真は8月15日の6時42分に撮影したものです。

8月15日6時42分の長者原駐車場

左側(東)から朝日が差しています。道路東にある2階立てのレストハウスの陰で、かろうじて右側の駐車場の車は日陰になっていますが、刻一刻と日陰が消滅し、車の屋根の部分から順に直射日光が当たり始めているのがわかります。

高原には、高いビルもなければ、立体駐車場もない。樹木があっても、密林状態ではありませんから、とにかく車への日差しがきついです!

車を日陰にするサンシェードが欲しい!

たとえ炎天下に駐車しても、何らかのサンシェードがあれば、車内温度は、せいぜい外気温までしか上昇しないはずです。そこで、サンシェードを研究してみました。

窓の内側にサンシェードをつけてみた

最初は、カー用品店やホームセンターでよく見かける、窓用のサンシェードを使ってみました。これは、フロントガラスの内側に設置することにより、ハンドルやダッシュボードを日陰にするためのものです。

すると、「ハンドルが触れないくらい熱い」という状態は回避できますが、「車内温度が50℃越え」は解消無し!

不思議に思って、車内の暑さを詳しく調べると、(私の車の場合)車の屋根の鉄板が焼け付くように熱くなっていました。もし生卵を落としでもしたら、車の屋根で目玉焼きができそうな熱さです!

その鉄板の下には断熱材など入っておらず、ただの空洞。そこに天井素材をはめ込んでいるだけになっていました。だから、鉄板が焼き付くと遠赤外線が発生。遠赤外線には透過力があるので、天井素材を通り抜けて、車内の人や物を暖めてしまうのでしょう。まるで、遠赤外線グリルの中で魚を焼いているような状態です。

車の屋根の面積は非常に大きいので、ここが過熱していたら、車内には多量の遠赤外線が降り注ぐようです!いくら窓にサンシェードをつけても、効果が薄いのもうなずけます。

車の屋根を日陰にするには?

そこで、車の屋根を日陰にする方法を考えました。

屋根に銀マットを載せてみた

断熱用の銀マットというものが売られています。厚さが2ミリ前後の発泡断熱素材でできていて、片面にシルバーコーティングされている、あの商品です。

これを、車の屋根に載せてみて、どの程度涼しくなるか試してみました。

結果は、「へえ、こんなに涼しいの?」というくらい効果的でした。一回り大きいサイズの銀マットにしたので、フロントガラス・屋根・サイドガラスに直接日が当たるのを避けることができました。

まるで木陰に駐車しているように、車内の温度が外気温を越えることはありませんでした。

しかし「これはいいや」と思った矢先、トラブル発生。

突風で煽られ、固定していた吸盤の付け根からちぎれて飛んでしまったのです。車の屋根に設置する以上、風に耐えられる必要があったのです。

シルバーのボディーカバーを使ってみた

カー用品でボディーカバーというものが売られています。車に被せて車体を風雨から守るためのもので、立体的に加工され車のボディーにすっぽり被せることができるようになっています。

また、風対策として、サイドミラーで固定するベルトや、車体に固定するフックなども装備されています。

ネットで探しているうちに、シルバーのボディーカバーを見つけました。説明には、日差しをはねかえしますとかかれていました・・・。

しかし、使ってみると、暑いんです。よく見ると、このボディーカバーは、透け透け。日差しをほとんどカットしていないのです。

生地が薄すぎて遮熱できない上に、風通しが悪いので、最悪でした。

車用の日除けパラソル発見!

車の屋根に乗せてスイッチを押すと、自動的に開いて日除けになる大型のパラソルを見つけました。パラソルなので、展開も収納もワンタッチです。また、ボディとの間に十分な感覚があるので、風が通り抜け、熱がこもりません。もちろん、生地は完全な熱線反射素材。これなら、日陰に駐車したのと同じ効果が期待できます。

ただ、商品の注意書きをよく見ると、「風が吹くところでは使用できません」と。

風に煽られると、吹っ飛んだり、パラソルの骨が破損したりというトラブルにつながる可能性があるんです。万が一、風で飛ばされて隣の車に傷が入ったりしては大変です。

高原は、風がよく吹くところでもあります・・・。パラソルは断念。

熱線を反射し強風にも耐えるシートを見つけた!

そうやってあれこれ検討していたとき、たまたま、通りかかった軽トラックの荷台に、銀色に光る保冷シートが被せてありました。

積み荷の野菜が日差しを浴びて過熱しないように、太陽光を反射し、しかも走行中に破れないしっかりとした素材で作られているシートが被せてあったのです。

これだ!

この軽トラック荷台用保冷シートなら、表面は鏡のような反射素材になっていて、直射日光が当たっても、殆ど反射して、シートそのものが熱くならないはず。

また、荷物に被せて走行可能ということは、強風に耐えられる強度を持っていることになります。

早速ネットでポチって見た!

荷台用保冷シートは大きさが様々です。そこで、キャビン(フロントガラス・屋根・リアガラス)部分を覆うサイズにしました。小さすぎると役に立たないし、大きすぎるとかさばるからです。

炎天下でルーフに乗せると・・・

届いた荷台用保冷シートは、確かに、表面がきらきら光を反射し、まるで鏡のようでした。

試しに、炎天下で車のルーフを半分だけ覆い、あと半分は日光にさらしてみました。

すると、日光にさらした部分の屋根は、触れないくらいに過熱。一方、荷台用保冷シートを被せた部分の屋根は、全然熱くなっていないのです!

熱線はこれで防げることがハッキリわかりました!

強風で飛ばされない工夫・・・

あとは、強風で飛ばされないようにどうやって車体に固定するか、という点です。あれこれ探して見つけたのがこれです↓↓↓↓

ホームセンターなどで、トラックの荷台用のゴムバンド売り場に置いてありました。特徴は、太くて丈夫なゴムバンドの一方にゴムボールがついています。このゴムボールを車のドアの内側に挟み込んでドアを閉じると、外からいくら引っ張っても、抜けることはないようです。

そこで、このゴムボールバンドを、荷台用保冷シートのはと目部分に適宜装着。

そして、ゴムボール部分をドアとボンネットに挟み込むと、シートがしっかり固定されます。

フロントウィンドウとルーフとリアウィンドウがすっぽりカバーできていますね。

サイドは無くても大丈夫だった!

最初気になったのは、左右の窓です。ここに直射日光が当たると暑いかもしれない、と。

けれども、実際にやってみて分かりました。

ルーフが冷えていたら、サイドから日光が差しても暑くないのです!

長者原の駐車場で、周囲の人から注目された!

夜が明けたとたんに、強い日差しが降り注ぐ長者原駐車場。

車内の温度はぐんぐん上がってしまう状況の中で、今回の保冷シートで熱線を防ぐ対策をとったところ、

  • このキラキラ光るシートは何ですか?
  • どのくらい涼しいですか?
  • このシーはどこで手に入れたのですか?
  • どうやって着脱するのですか?

など、次から次へと人がやってきて質問されました。

車中泊で周囲の人が注目!皆を唸らせた自作サンシェードとは~まとめ~

この記事でご紹介しました、保冷シートを活用したサンシェードは、非常に効果が高く、駐車するときに、日陰を探す必要がなくなりました。

収納時は、紙の芯に巻き付けています。これを車内に保管すると、かなりスペースが必要です。

そうであっても、暑い思いをしたくない!という気持ちの方が優勢なので、スペースは気になりません!!

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