日本百名道に数えられる「やまなみハイウェイ」の沿線にあるキャンプ場の中で、お薦めのキャンプ場の一つが「瀬の本高原オートキャンプ場」です。この記事では、このキャンプ場の様子と、お薦めしたい3つのポイントをご紹介します!
- 標高が900メートルの高原にあり、涼しいよ♪
- 目の前に阿蘇五岳が見え絶景だよ♪
- 希望するサイトを指定してWeb予約できる。♪
目次
【瀬の本高原オートキャンプ場】基本情報
以下の情報は、2020年8月1日時点にいただいた、リーフレット記載のものです。最新の情報は、キャンプ場に直接お問い合わせ下さい。
名称・所在地等
- 瀬の本高原オートキャンプ場(旧:三愛オートキャンプ場)
- 〒869-2493 熊本県阿蘇郡南小国町瀬の本高原
- 電話 0967(44)0013
- 公式サイト https://rest.senomoto.com/camp/
キャンプ場の標高
900メートル(リーフレット記載情報による)
営業期間/休業日
- 4月1日~10月31日(リーフレット記載情報)
- 休業日は、予約サイト参照
予約方法/予約開始日
区画サイトについては専用の予約HPがあり、2ヶ月前からWeb予約が可能です。しかも、区画番号を名指しして「30番を予約します!」という予約の仕方が可能です。これはとても有り難いですよね。「はるばる遠方から車で訪れて、現地予約しようとしたら、すでに満車だった(涙)」なんてことが、回避できますから!
予約に関して、リーフレットには次のように記載されていますので、よくご覧になって下さいね。
区画サイトのみご利用の2ヶ月前より承っております。ただし当日悪天候等により予告なく閉鎖することがあります。
リーフレットより
予約のキャンセルもWebで可能です。万が一キャンセルする場合は、他の利用希望者の方のことを考えて、すぐに手続きをとりたいものですね。
詳細情報
場内マップ
場内のマップは、公式HP記載の下記のものが見やすいのですが・・・。これだけを頼りに現地に行くと迷ってしまうかもです!
というのも、やまなみハイウェイ側から瀬の本レストハウス駐車場に進入すると、下記の写真のように、レストハウスに人影無し、駐車場に車無し。この建物の左側には広大な芝生地はあるが、誰も居ないし、車もテントも見えない。閑古鳥が鳴き、ただ風が吹いているだけ・・・。
あれれれれ?間違えたかな?とびっくりするのでご用心。そのままUターンして帰らないで下さいね(笑)。
上記の写真中央のコンビニの矢印に沿って右に進むと、雰囲気がガラリと変わります↓
この建物が瀬の本レストハウス。中に入って行くと、売店やコンビニやレストランがあるのですが、一番奥に、キャンプ場受付があります。
受付を済まして、リーフレットを受け取って、さあ、サイトへ移動しようとすると、・・・・また迷いました。
場内マップには記載されていませんが、瀬の本レストハウスの奥にもう一つ別の建物があるんです。それは、KUSITANI CAFE。そして、大勢のライダーさん達が、駐車場で楽しくお話をされていて、「え?どこにオートキャンプ場があるの?」と正直思いました(汗)。
ライダーさん達のバイクの陰に隠れていた「瀬の本高原オートキャンプ場」という門柱が見つかりましたが・・・。
ご覧のように、テントも車も全く見えないし、コーンが置いてあって、まるで工事中?しかも、門柱の先に細い道路がのびていますが、車1台通るのがやっとの幅、進入していいのかなって感じです。
でも、行ってみるしかないかな、と考えて、そのまま進んでみると・・・。
この写真で道路右側は芝生のフリーテント用ゾーン。ここは傾斜地なので、管理棟とテントは低い所にあったんです。だから、見えなかったんです。やっとたどり着けて、ホッ(笑)
公式サイトの空からのスナップ写真をよくよく見ると、手前がオートキャンプ用区画サイト、奥の方のレストハウスよりもかなり低いですよね♪
サイトの種類と料金
オートキャンプ用区画サイト
- 電源付き区画 3区画 税別5,000円(Web予約可能)
- 電源無し区画 32区画 税別4,000円(Web予約可能)
- キャンピングカー不可、と明記されています。
オートキャンプ用フリーゾーン
- 車を駐めてテントが張れる草地 税別3,000円(車は1台税別1,000円で追加可能!)
フリーテント用ゾーン
- 広々とした芝生グラウンド。テント1張り税別3,000円。※木陰はありません。
チェックイン/チェックアウトの時間
- チェックイン 13:00
- チェックアウト 翌日11:00
デイキャンプ利用について
日帰りデイキャンプの利用設定はありません。
レンタル品
レンタルの設定はありません。
ゴミ回収について
公式サイトには記載無しですが、リーフレットには次のように明記されています。
【ゴミの出し方】
○管理棟の近くのゴミステーションに各自手持って来て下さい。
○残飯、燃えるもの(紙、ビニール他)、缶類、ビン類に必ず分別して下さい。
○ゴミはなるべくお持ち帰りいただきますようご協力下さい。
○スプレー、ガスボンベは絶対に捨てないで下さい。
○使用後の炭は炭入れにすててください。
○管理人の巡回指導にご協力下さい。
リーフレットより
ペットの同伴
Web予約サイトには「ペット可」と明記されています(よかったですね~♪)。
直火について
直火については、リーフレットに次のように記載されています。
○芝生での直火使用禁止
○木炭を使うかバーベQセットで芝生から50センチメートル以上離して使用して下さい。
○薪の使用禁止(区画サイトのみ。煙が他の人の迷惑になるため。)
リーフレットより
花火について
花火についてはリーフレットの禁止事項の中に次のように記載されています。
【禁止事項】
○打ち上げ花火(テント、タープなどの焼け焦げの原因になります。通常の花火でも他のお客様の迷惑にならないよう気をつけて下さい。)
リーフレットより
とても重要な注意事項がコレ!
上記の空からの写真でお分かりのように、このキャンプ場は、草原の中にありますので、雷には要注意です。空がゴロゴロと言い出したら、おさまるまで、車の中で過ごしましょう。
『落雷の恐れが有るときは自家用車に避難して下さい。』
リーフレットの注意事項より
設備と施設
管理棟
車で正面ゲートから進入すると、最初に管理棟があります。ここには、水洗トイレ(男女別)、コイン式の温水シャワー(1回100円)があり、有り難いですね。
炊事棟の様子
さて、大切な大切な炊事棟の様子をご紹介しますね。オートキャンプ用の区画サイトの近くには、この写真のような炊事棟が2箇所設置されています。
緑色のネットを張ってありますが、鳥が侵入してフンをすると不衛生になるので、これを避けるためのもの。
中に入ると、まずは、コチラで石けんを使って手指をきっちり洗うことが出来ます。
各シンクには蛇口が1つと、ステンレスの調理台がついています。1グループで1箇所使えば、人と人の交錯を防げますね。
17:30になっても誰もいない炊事棟!
この写真は17:30に撮ったものです。区画サイトでは、それぞれ夕飯の支度がされていました。でも炊事棟には誰も居ません。水も調理道具も、めいめい持込んで調理なさっているようでした。感染拡大防止の知恵でしょうか・・・。
売店はある?
瀬の本レストハウス(受付)の中に、売店と、コンビニがあるので、便利です。
コンビニはYショップです。
但し、営業時間が8:30~17:30となっていますので、夕方以降早朝までは閉まっています!!!
ご注意!!
AC電源はある?
区画サイトの3つだけにはAC電源がありますが、他はありません。Web予約の際に十分気をつけましょう。なお、発電機の使用は禁止されています。
サイトの詳細情報
オートキャンプ用区画サイト
オートキャンプ用区画サイトは、道路脇に目印のサイト番号札が立っています。予約した番号のサイトに車を乗り入れ芝生にテントを設置すればオーケー。
この写真に引いている赤い線は、小さな溝です。上記の場内マップにも赤い線を引いておきましたので、位置関係が確かめやすいと思います。この写真では、手前左が15番サイト、溝を挟んで19番サイト側を向いて撮影したものです。基本的に、芝生の草原地帯ですが、木立がちょこちょこあって、うまく日よけとして利用できそうです。
電源付きのサイトは30番、31番、34番です。この写真には、そのうち30番サイトと31番サイトが写っていますが、木陰の中で涼しそうですね。仮に電源が必要なくても、税別1,000円高いだけのことはありそうですね~。
オートフリーゾーン
オートキャンプ用区画サイト内の道路をぐるりと回っていると、20番サイトの所から分かれ道があり、橋を渡った先がオートフリーゾーンです。
その名の様に、レイアウトはフリーです。見晴らしのいい場所に設営するのもよし、木立を利用して日陰に設営するもよし。
フリーテントサイト
フリーテントサイトは、芝生のグラウンドです。サッカーが出来そうな広々した場所です。この日は、週末でしたが、だれも設営していませんでした。木陰がないので、真夏の日差しが厳しいかもしれませんね・・・。
キャンプ場周辺の情報
アクティビティー
沓掛の展望台
瀬の本オートキャンプ場から九重連山側(北向き)にやまなみハイウェイを進むと約10分で、牧ノ戸(まきのと)峠の駐車場に到着します。ここに車を駐めて、牧ノ戸登山口から石畳を10分ほど歩く(かなり急な上り坂です)と、沓掛(くつかけ)の展望台に到着します。
眺めがいいですよ~♪
※展望台よりも先へ行くには、登山装備が必要です!
ヒゴタイ公園で不思議な花に癒やされよう!
「ヒゴタイ・・・、それって何?熊本(肥後)で捕れる鯛のこと?」と思ってしまった無知な私ですが、花の名前です。
この花が何者かというと・・・
ヒゴタイは、るり色の球を天高く持ち上げたような美しい花で、他の地域ではほとんど見られない阿蘇を代表する花です。(8月~9月)
ヒゴタイ公園案内板から抜粋
どうりで、花屋さんなんかでは見かけませんね・・・。噂によると、乱獲により、絶滅しかけているとか。
そのヒゴタイ公園の案内板がこちらです。
ヒゴタイ公園は、瀬の本オートキャンプ場の南東に位置し、車なら5分ほどで到着します。
ヒゴタイだけじゃなく、色々な花が咲いています。公園内を散歩して癒やされましょう!(入場料は300円です)
温泉
黒川温泉
黒川温泉というのは、瀬の本オートキャンプ場から車で10分ほどのところにある、山あいのひなびた温泉街。30軒ほどの高級温泉宿で構成され、「街全体が一つの温泉宿」というコンセプトが効を奏し、全国屈指の人気温泉地として有名になりました~。
「露天風呂めぐりの入湯手形」で、違う宿の温泉も満喫できるのがいいですね~♪
絶景スポット
ここまで来たなら大観峰でしょう!
瀬の本高原まで来たら、絶景スポットはやっぱり、阿蘇の大観峰でしょう。
瀬の本高原オートキャンプ場からやまなみハイウェイを下ってミルクロード経由のドライブコース約15分で到着しますよ~♪
「瀬の本高原オートキャンプ場」まとめ
瀬の本高原オートキャンプ場は、九重連山の裾野、なだらかな斜面に位置し、高原で夏場は涼しいこと、周辺に自然に満ちあふれたアクティビティや、高級温泉があることなど充実した楽しみ方ができるキャンプ場です。
夏でも夜になると、肌寒くなるので、一枚羽織るものが必要。
先ほども述べましたが、先日このキャンプ場を訪れた際は、夕飯時にもかかわらず、炊事棟は誰も使用していませんでした。
これは、「感染を広げずにアウトドアを楽しみたい!」という皆さん方の知恵の結果かもしれません。
ご家族で車移動でやって来て、水もテーブルも自前のものを使い、独立したテントサイトで食事をするのなら、かなりのリスク回避が可能です。こうやって、リスク回避しながら、アウトドア楽しみたいですよね!
- 出発前に検温し、発熱または、体調不良の場合は中止する。
- アウトドアであっても家族以外との飲食をする場合、感染防止策を講じる。
- 対策無しでBBQして感染した事例が全国で多発。
- テントは密閉しやすく、接触感染を起こしやすいので、家族単位で使用。
- マスクを携行し、手指の消毒に心がける。
もし私が友人3人とキャンプ場で合流するなら・・・
「7月に、友人とキャンプし感染」という残念なニュースが飛び込んで来ました。せっかくのアウトドアなのに残念です。
そこで、もし私がキャンプ場で友人3人と合流するならどんな工夫をするか考えてみると・・・。
- テントは一人用を各自用意する。
- 手指消毒用のジェル・アルコールを持参し友人の物に触る前と後は消毒する。
- タープを張って、風が吹き抜ける環境でお喋りする(マスクは着用)
- BBQでトング・菜箸(さいばし)・取り皿は共有せず各自用意する。
- BBQで調理中はマスク着用し飛沫が食材に飛ばないように配慮する。
- 食べる時は対面にならないレイアウトを工夫しマスクを外している瞬間は声を出さない。もし口に食べ物を入れてから声を出す場合は、さっとマスクをする!
「テント1張り○○○円」という価格設定の仕方はコロナ時代に不向きかも!
たとえば、オートフリーゾーンに3人が車でそれぞれ集まったとすると、テントが1張りなら、3,000円+1,000円+1,000円=5,000円で済みます。でも、その1張り分のスペースに一人用テントを3つ並べて感染拡大防止をした場合、合計は9,000円になってしまいます。これは高すぎ!
今後、料金設定を工夫してもらえるといいなあ~♪