もし私が「山歩きを始めたい」と思ったら、最初にするのはコレ!

久住山頂

私の知り合いに「久住山に登ってみたいなと思うけど…自信がない」「これから山歩きを始めるにはどうしたらいいの?」とおっしゃる方が何人もいらっしゃいます。カラダの都合、あるいは、年齢の都合があったりして、「やってみたいけど無理かも」と。

そこで、この記事では、「私が山歩きを始めたいと思ったら、何からどうするだろうか?」と自問自答した内容を整理してみました。あくまで、私の場合のやり方に過ぎませんが、何かの参考になれば幸いです。

目次

”体力に自信の無い私”が山歩きを始めるには

これから山歩きを始める”私”は、「体力に自信の無い私」という前提でお話しします。

ゆるゆる登れて絶景に感動する山を見つける!

まず最初は、ゆるゆる登れて、「うわー、来て良かった!!」と感動する山を、自分の行動範囲の中で見つけるでしょう。その際の条件は、

  • 絶景で「来てよかった」とモチベーションアップする山
  • 標高差・・・200~400m程度
  • 道のり・・・ゆるゆる登って1時間以内に山頂に到着

具体例です。くじゅう連山の中にある沓掛山(くつかけやま1,503m)。牧ノ戸登山口1,330mからの標高差は173mしかありませんし、直線距離は615m。ゆるゆると時速1kmで歩いたとしても、1時間あれば到着できます!

にもかかわらず、沓掛山の山頂からの眺めは、凄すぎます!! 

 先日、牧ノ戸登山口から久住山頂まで歩いた日のことです。ある若者のグループが、この沓掛山に差し掛かかると「キャー」「すごーーーーい」「なにコレーーー」といった感激の声。青空白い雲岩山遠方の峰々・・・。その絶景に声を出さずにはいられなかったのでしょう。

ここで気を付けたいのが、登り始めから山頂までの「標高差」についてです。例えば、開聞岳(標高924m、鹿児島県)は標高が低いからラクな気がしますが、海のすぐ近くから登り始める山なので、標高差は900m近くもあり意外にキツイです。(沓掛山は牧ノ戸登山口からの標高差は173mしかない♪)

ゆるゆる慣らし山歩きを試みる♪

こうして見つけた山に、慣らしで登ってみるのです。

最初の試みは晴天で気候がいい日に!

登るには装備が必要ですが、晴天で気候がいい日を選べば、日常使いの用品で何とかなります。とは言え、万が一を想定して、次の物を持参。

  • 【靴】履き慣れた靴。運動靴でOK。ただし、破れやソールの破損はNG。その理由は、【山歩きの靴】山歩き初心者でも満たすべき靴の3つの条件とは? で詳しく述べています。
  • 【肌着】綿製品はNG。汗冷えの原因になります。化学繊維で速乾タイプがよい。実売価格500円程度なので、無ければ買う。汗冷えの詳細は 【山歩きインナーの汗対策】素材が重要だと言われるただ1つの理由とは?で詳しくご紹介しています。
  • 【服】普段着ている動きやすい服。(※綿製品は避ける)
  • 【帽子】何でもいいからかぶる。
  • 【アウター】いわゆるウィンドブレーカー類。風を避ける場合に使用。なければ500円ビニール合羽で代用。
  • 【リュック】どんな物でもいい。背負って、両手はフリーに。(安全のため)
  • 【地図】①紙の地図とコンパス。②登山専用地図アプリ(Yamapなど、電波offで使えるタイプ)。スマホの故障を想定して、①②の両方を持参。紙の地図についての詳細は 【山歩きの必需品~地図】国土地理院の地形図もお薦めする2つの理由とは? 登山専用地図アプリ(Yamap等)は、スマホで検索してください。
  • 【水筒・弁当】水筒はペットボトルでOK。弁当は何でもよい。
  • 【チョコレート類】チョコレートは非常食にもなる。

以上の用品を揃えて、天気が良くて気候のいい日に、1度登ってみるのです。

  • 【気候】春・夏・秋 (冬山は完全な装備が必要ですのでNG)
  • 【天気】快晴の日がベター。
  • 【時間帯】午前中の明るい時間帯に登り始め、お昼までには下山します。

山では夏の天気のいい日の午後、急な雷雨に見舞われることがよくあります。これは、強い日差しで上昇気流が起き、もくもくと積乱雲が発生するからです。最初のうちは、お昼までに下山するのがおススメ。

トライしながら装備とカラダを見直す!

沓掛山に初トライすると、もしかすると、「あれ?これでおしまいなの?」と物足りなく思うかもしれません。それでいいんです。引き返して下山します。物足りなければ、またトライすればいいんです。

下山したら、まず、自分のカラダの状態を振り返ります。

  • 膝や太ももが痛い・痛くない?
  • 日焼けで顔が痛い・痛くない?
  • etc

もし、膝や太ももが痛いなら、次のような「慣らし」で乗り越える。靴の中の足が痛いなら、靴を本格的に検討します。前出の、【山歩きの靴】山歩き初心者でも満たすべき靴の3つの条件とは? を参考に! そのほかの装備については、このブログに記載していますので、おいおいご覧ください。

階段くだりで足慣らし

太ももを鍛える・・・と言いますが、鍛えすぎは故障の原因になります。ハードなトレーニングはココロが折れて三日坊主になるかもしれません。そこでお勧めは、階段くだりです。

階段「くだり」

「いい姿勢を保ったまま階段をゆっくりくだる」という最新のトレーニング法です!これは、最近TVの健康番組でも紹介されていました。

階段を、反動をつけずにゆっくりくだってみると、意外に筋肉が活性化するのが分かります!

たとえば、6階まで上りはエレベーター(ラクでしょ。それでいいんです。)を使い、下りは「階段くだり」するんです。

2回目、3回目・・・とトライしては見直す!

  • 「階段くだりで足が慣れてきた」
  • 「登りやすい靴を手に入れた」
  • etc

その度に、ターゲットの山に登って、確かめるんです!すると、

  • 登るのも楽しい
  • 足慣らしも楽しい
  • 道具揃えも楽しい

そんな毎日になるのでは・・・!

まとめ~健康で幸せな日々が待っている!

雄大な景色・美しい植物に出会うと、心のモヤモヤなんかスーッと消滅。適度の運動を伴うと、カラダの血液の循環がぐっとよくなる・・・。山歩きには、そんな良さがあるように思います。

心も体も健康になって、幸せな日々を送れるといいですね ^^)

 

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