くじゅう連山を代表する高山植物の一つがミヤマキリシマ。毎年、山開きが行われる6月頃に、山の一面がピンク色に染まる絶景に浸ることができるので、多くの方が訪れます。
この記事では、そのミヤマキリシマの魅力についてと、おうち時間が増えたこの頃、自宅に居ながらミヤマキリシマを味わう方法は無いものか考えてみました。
5月なのにフォロワーさん達からミヤマキリシマの便り
5月にはいると、twitterのフォロワーさん達から、ミヤマキリシマの便りが届くようになりました。
「阿蘇仙酔峡(せんすいきょう)に登ったら、ミヤマキリシマが美しく咲いていました」という感じの書き込みです。
書き込みには、ドローン撮影した動画まで添えられていて、うっとり眺めてしまいました。そこで、この記事では、ミヤマキリシマをテーマにしてみました。
そもそもミヤマキリシマとは?
植物としてのミヤマキリシマって?
ミヤマキリシマというのは、ツツジ科の植物の一種で、ふつうのツツジと比べると、小さくて可愛らしいピンク色の花を咲かせる低木で高山植物です。
漢字で書くと「深山霧島」。霧島というのは、九州本土の南に位置する鹿児島県と宮崎県の境にある山の名ですから、九州山地に縁のある高山植物ということがわかります。
小柄な植物で、山の厳しい自然環境に強く、火山性の土地で生息する力があるからか、くじゅう連山をはじめ、阿蘇や雲仙や霧島などの山の上で、登山客を楽しませてくれる花です。
山道を登ったところで出会う花!
登山者にとってのミヤマキリシマは、山道を汗をかきながら登ったところで出会える可愛らしい花です。
登りでくたくたになって、ちょっと休憩と座り込んで辺りを見回すと、一面に、ピンク色の花が咲いている!!
こんな出会い方をするわけです。
何しろ山の上ですから、風の日は激しく吹くだろうし、冬になると、凍結するだろうし、そもそも、火山性のガレ場のような土地。生きていくのも大変そうな環境の中に咲いています。
坂道を登ってきて、体がくたくたになっている登山者にとっては、共感を覚える、けなげで可愛らしい花です!
ミヤマキリシマが生息する山は?
ミヤマキリシマという名前の通り、霧島山やえびの高原に生息するのはもちろんですが、阿蘇山、くじゅう連山、長崎県の雲仙岳、大分県の鶴見岳などの高山に分布しているようです。
くじゅう連山とミヤマキリシマ
くじゅう連山にとっても、ミヤマキリシマは大切に考えられている花です。
自治体の花になっている!
久住山が位置する大分県の竹田市ではミヤマキリシマが市の花になっています。
くじゅう連山のお膝元、大分県の九重町(ここのえまち)でも町の花になっています。
坊がつる讃歌で唄われている
「坊がつる讃歌(ぼうかつるさんか)」とは、NHK「みんなのうた」で1978年に放送された唄です。芹洋子さんが唄って大ヒットし、芹洋子さんはこの曲で紅白歌合戦に出場することにもなったようです。
その坊がつる讃歌の途中に登場する花がミヤマキリシマです。
「みーやまー、きりーしまーー、さーきほおこりーーー、」(みやまきりしま咲き誇り)
出展:坊がつる讃歌
おうちでミヤマキリシマを楽しめるGoogle検索♪
おうちに居ながらミヤマキリシマを楽しめないものか?といろいろ試してみました。
本ブログにも写真をのせましたが、もっともっと、鑑賞したいという方のために、やり方が簡単で、しかも感動できる方法を見つけました!
それはGoogle検索です♪
やり方は、とてもシンプル!
- 検索窓に「ミヤマキリシマ」と入れてググる
- 検索結果のページの上側のボタン「画像」をクリックする。
すると、ミヤマキリシマに関するインターネット上の画像がずらりと表示されます!
表示されたサムネイルをクリックすると、大きな画像も観れるんです!
それこそ圧巻ですよ~。一度お試し下さい♪
ミヤマキリシマ~会いに行きたい~
今年(2021年)は、九州地方の桜開花が例年よりもずっと早くて驚きました。福岡の桜は、例年3月末満開ですが、今年の3月末はもう葉桜になっていました。
それからすると、今年のくじゅうのミヤマキリシマは、早く咲くかもしれませんね。早めに会いに行きたいものです。
ステイホームで画像検索を楽しみながら、「いつかは会いに行くぞ~」と妄想するのもいいかもしれません!その気持ちが、若さと健康に大いにプラスになるでしょう!
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